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なんか、考え付いたこととか、ギルティとか
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全盛期よりスピードが遅くなった。
あの頃の若さ溢れる思考能力はもう既に無い。
素朴なことに疑問し、緻密な理屈でつめていく精神が無くなってしまったのだ。
子供という言葉に甘んじ、理屈を捨て、感性と娯楽に落ち込んでしまった。

思いつく原因は多数ある。

推理小説ばかり読み、論理の易いところばかり眺め、満足した気でいたこと。
推理小説は決して知的な文章ではない。
あれほど読む側にとって創造性の無い文章はないぐらいだ。
推理小説は、迷路の答えを順に追っていく作業とあまり差が無い。
娯楽としては優秀だが、安寧を得るのが目的じゃない以上、腰を据えたのは間違いだ。

まぁニコニコ動画やら、アニメやらも大きな要因だ。
深い考察をしないのなら、やる価値がないと自覚したのはずいぶん前だったはずだが……

さて、俺みたいな奴は、気持ち悪い得体の知れない考察を、巧拙に問わず吐き出すことに集中させ、乾燥し混乱するのがスタイルとして合理的で似合っていると言える。
あらゆることを思いつきで全て掻っ攫おうという、楽して儲けるスタイルを努力して磨き上げるというのが、俺の理想的かつ現実的なヴィジョンだ。
一見して矛盾しているが、あらゆる側面で希望の方向に対して劣っている俺としてはそれしかないというのが本音で、恐らくその努力量たるや、教科書通りの努力なんかより辛く多く、更に博打だ。

話は戻るが、上記の自覚は遥か昔に終えたこと
最近のスランプに対しては、俺の中の大きな杭のひとつである『自己流似非論理』の研磨をサボったことにある。
俺が理屈を求めたのは、足りない部分を補う行為であり、本来持った『飛躍するイメージ』を繋げる手段としたかっただけだ。
結果得られたものはだいぶ違うが、そうやって学んだ似非論理学は確実に別世界を構築する骨子となり、はっきり言えば超人の幻影を捕らえたといっても過言ではないだろう。
残念ながら、人が持つ論理思考は、決して同一ではなく、人としての生物のコンセプトに成り得てない部分が多い。
即ち、『自己流似非論理』は、誰もが持ちうるもので、人間の持つ純粋理性が生み出した自己同一性に極めて近い物といっても相違は無いだろう。
先ほど、人としての生物のコンセプトに成り得てないといったばかりなのに、このような結論を出すというのは、どうなのか?ということはもっともだが、なら『コンセプト』というが、なら人を創ったのは誰で、本当にそんなコンセプトで創られたのか?などという問いが出てきてしまう。これはまったくもって見当違いの問いだ。
つまり、概念(コンセプト)を創るのは人であり。人が理屈を創ったというのなら、人は理屈の生き物であり、理屈はコンセプトに成り得る。とこう言う論理展開の話をしたわけだ。
だが、それは間違っているし、理屈は共有しない。概念すら危うい。
だから、純粋理性という言葉を俺は好んで使うし、『似非論理』に活用するのだ。

閑話休題。

さて、上記の文章を拾ってもらうと解る通り、『似非論理』は理解されるためにあるものじゃなく、理解されないためにあるものだ。(純粋理性はそういう属性を持っている)
認識されないものは、磨く必要がない。
これが、俺の最近の理屈だった。
でもこれは間違い。
1億の人に言って、一億の人に理解されるのが究極なのは間違いではないが不可能であることは解っている。
しかしここに挑むのが、人としての本能であることも解っている。
しかしだ、その本能に流されるのもまた間違いだと思ったのだ。

俺は今やっているように、誰が読んでも不可解で価値の解らないことをしなければならない。
純粋理性を磨き、『似非論理』を磨かなければならない。
不可解は不可解を理解するために必要なのだ。
深く深く、自分の世界の没頭しなければならない。
もう、他人のことを考えることに見切りをつけなければならない。

誰でも理解できる推理小説じゃあ駄目なのだ。
もう一度、1+1=2の世界を脱さなければならないのだ。
自分をもう一度、ニヒリズムに埋没させなければならないのだ。

さて、この決意は吉とでるか、凶と出るか?
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